お仕事体験談・ケース4(正社員)
この体験談は若いときからずっと医療事務の仕事をしていた人のものです。
この方の職場は働くお母さんに理解もあり、他の方と比べれば働きやすそうな印象です。
とは言え子育て中はやはり生活スタイルを変えたり、その都度話し合いをしながら少しでも働きやすい方法を模索しています。少しでも参考になればと思います。
医療事務の資格は意味がない?やはり経験あってこそ
医療事務歴14年の34歳主婦です。
高校卒業後に専門学校に2年間通い、20歳の時からずっと眼科クリニックで働いています。
毎日平均120~130人は来院し、花粉症シーズンなどには200人以上も来院するので忙しいクリニックだと思います。
仕事では大変な事もありますが、人間関係がいいのでがんばって働き続ける事が出来ました。
29歳の時に結婚し、翌年には子供に恵まれました。
退職する事も考えましたが多くの先輩達が出産後に復帰しているので、金銭的な理由で私も復帰する事を決めました。
医療事務の資格は一応ありますが、病院によって使うソフトが違うこともあり、資格をとったからとそれが生かせるとは限りません。私の場合はクリニックでの長い経験があったのでそのことも職場復帰には良い方に働きました。
仕事が忙しい分、医療事務としては高めの給料がもらえる職場です。
主人の給料では生活費を切り詰めてギリギリやっていけるかどうかという状況でした。
将来的な事を考えると働けるうちは働いて貯蓄をしたいと夫婦でも話し合いました。
クリニックでは産休・育休の前例がない為、復帰が難しい職場もあるようですが、私の職場は恵まれていると思います。
しかし実際問題は子供の事で急な休みをもらう時など同じ立場の人達は「お互い様だから」と対応してくれますが、独身者などは陰で文句を言っているのが現状です。
それは仕方ない事で、表面上は嫌な顔をされないだけいいのかなと思います。
医療事務への職場復帰のために同居を早める
正職員で働くとなると帰りは遅くなります。
家事が疎かになる事、子供に寂しい思いをさせる事が気がかりでした。
後々は私の実家で同居する事になっていましたが、その時期を予定より早めて私の復帰を機に引っ越す事にしました。
そして丸々一年間休み、子供が1歳になったと同時に復帰しました。
私は32歳だったので家事と育児、仕事を全てこなすのは体力的にも大変でした。
専業主婦の母と家事を分担する事で随分助けられています。
基本的には洗濯は母、朝食作りと掃除は私の担当です。
夕食作りは仕事の日は母、休みの日は私はです。
また子供も母に預けています。
引っ越す前も車で10分程度のアパートに住んでおり、頻繁に実家にあそびに行っていたので子供も母に懐いていました。
私の復帰当初は離れる時には多少ぐずっても、少しすればケロッとして楽しく過ごしていたそうです。
同居のメリットはたくさん。可能なら積極的に考えてみては?
気がかりだった家事と子供の事は母のサポートによって解消されました。
退職した父と2人で過ごすより、かわいい孫が居た方が空気も明るくなるようです。
私の場合はとても恵まれた環境だと思いますが、家事と育児に加えて仕事となると一人で背負うのは大変な事です。
「主婦とはこうあるべき」「母親とはこうあるべき」というような考えに囚われず、手を抜ける所は手を抜き、助けてもらえるならありがたく協力してもらうべきです。
やる事に追われているとギスギスしてしまい、夫婦関係も親子関係も悪景況になると思います。」
お願いしますとへりくだるのがむずかしい場合もあるけれど、子どものために素直になって良かったですね。
働くママはそれだけで大変。もし職場への復帰を考えているなら、周りをもう一度見渡して、協力が得られそうなら頭を下げてでもお願いすべきだと思います。
かくいう私も、長女に生まれてプライドが高く「ごめんなさい」「お願いします」が言えない甘え下手でした。今思うとソンすることも多かったな。。
でも子どものためなら、いくらだって頭を下げることができるんだな、って思いました。
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません、子供が熱を出したのでお先に上がらせていただきます。」「お母さん、本当にいつもありがとう。」たくさんたくさん、お願いをしてきました。そのかわりできる事は人一倍、いつもより気働きをきかせるつもりで頑張りました。そうしたらいつの間にか、子供たちが大きくなっていました。
いつもより大変な時期ですが、そんなに長くはありません。 協力してもらえるなら、お願いしましょう。そのかわり出来ることでお返しをする、心遣いや感謝を忘れない、そんな気持ちを持てたらいいですね♪
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