資格体験談・ケース3
介護の仕事が好き。まずは当時のホームヘルパー2級を取得
現在、30歳の介護福祉士をしています。私は中卒の高校中退で、その後派遣やアルバイトなどをして生活していた後に20歳で結婚・出産を経験しました。
旦那さんは自営業で給料の波が激しい中、家計を支える為に私も働かなくてはいけない状況になりました。
実は元々は福祉科の高校に通っていて介護の仕事に興味がありました。結婚前に働いていたのがCMでも有名な大手介護施設で、そこには無資格で正社員として入職し、働きながら当時のホームヘルパー2級の資格を取得させてもらいました。
結婚後、やはり介護職がやりたいと思って介護の求人を探しました。が、当時はまだ子どもが小さく、平日に子どもを預けるのも嫌で、週末のみの夜勤専従で働かせてもらえる家から近い施設で2年ほど働かせてもらいました。
介護福祉士になるために子育てしながら独学で勉強
その後、以前の職場との実務経験を経て介護福祉士の資格を取得しようと思いました。それが産後3年ほど経った時のことです。
でも、正直なところスクールに通うとか実技免除の講習を受けるとかそんな金銭的な余裕はない状況だったので、一発で受かってやろうという気持ちでした。
思い立ったきっかけとしたは、やっぱり介護の仕事が好きだということと高卒の資格がなくてもいいというところ、なにより国家資格なので時給が上がったり資格手当がつくのが魅力的でした。
勉強は平日の昼間は子どもが昼寝している時、夜子どもを寝かしつけてからでしたが、ほんとに短い時間でもほぼ毎日続けていました。
評判の良い参考書や問題集をネットで調べて探し、厳選した何冊かの本で勉強をしていました。当時はスマホのアプリでも「介護福祉士」と検索すると資格取得の勉強の為の一問一答などのアプリがあったりするので、とても便利でよく利用していました。
一番大変だったのは、勉強時間を確保することと実技試験です。勉強をする為に自分の時間はほとんど削っていたのが辛かった記憶がありますが、今思うとなんでそんなに頑張れたのか不思議なほどです。
筆記試験は合格しても実技試験は合格するのがなかなか難しいと聞いていて、半数の受験者が実技免除の講習を受けている中で、どう対策したらいいかもわからずにいました。
とにかくネットで実技試験を受けた経験のある方の口コミを調べて、過去の問題を練習してみたりしました。凄く緊張しましたが、見事一発で筆記試験も実技試験も合格して介護福祉士の資格を取得出来ました。
せっかく介護福祉士の資格を取っても施設によっては優遇されない?
ちょうど試験の合格発表の数ヶ月前に、夜勤専従で働いていたところを利用者の人数が減ったことによる職員の人員削減に引っかかりリストラしたので、再就職という意味で日勤帯と短時間夜勤のパートとして違う施設に入職しました。
しかし、短時間夜勤と自宅からの近いところで求人を探していたこともあって、パートは資格手当がつかないというところを見落としていたことは失敗でした。
無資格でもその施設での経験がある職員が立場が上になる状況だったので、資格があるからと特に優遇されるところもなかったです。これが正社員だったら、資格手当もあって待遇も違ったのかもしれません。
現在は2人目も出産して子育てもちょっと落ち着いてきたので、自宅から少し離れた施設で時給も良くてパートでも資格手当をつけてくれる施設に転職しました。今は認知症ケア専門士やケアマネージャーの資格に興味があって、これからも介護の仕事に携わっていきたいと考えています。
やはり資格があった方が稼ぐことが出来ますし、介護職は処遇改善制度もありますしこれからも更に需要が高くなってくる職種なので転職にも困りません。なので、介護福祉士の資格を取得することが出来て良かったと思っています。
介護職員処遇改善加算制度を利用しましょう
介護職員処遇改善加算は、介護職員のための賃金アップや、介護職員のキャリアアップの仕組みをつくるためのものです。 が、そもそも事業所が「職場環境改善」や「キャリアアップの仕組み」作りの計画を立て、それを自治体に申請しないと給料の上乗せ分が支給されませんので、当然職員も賃金アップになりません。
申請している事業所では正職員・パート関係なく直接介護している人が支給してもらえるようになります。今後介護施設等で働く場合、この「介護職員処遇改善加算」の届け出を出している事業所かどうか、事前にチェックしたほうが良いですね。
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